夜回りをしていて、若者がミニ露店商を開いていました。聞いてみると、街中やそこら辺に落ちているものを安く売っているとのこと。もちろんこれは違法になるので、その場は閉めさせましたが、アイディアと実行力はなかなかのことだと思います。言葉や否定だけではない、若者らしさを感じました。彼らとごみ拾いなどを展開していくことで、何かが回ればいいなと、思いました。

「子ども議会」

日ごろの活動を通して感じていたことで、子どもたちの世代、青年の世代、成人世代、壮年世代の議会なるものが存在して、意見交換などを図ることも現代社会には有効であるなという思いで、色々研究をしていました。
もちろん、全世代から選挙によって選出された議員の議会への決定力は、現議会のあり方でいいと思いますが。

そんな中、色々調査をしていく中で、東京都八王子市では、「子ども議会」なるものを開会し、スタートしたということがわかりました。私の考えている子ども議会とどう違うのかまた、同じなのかをワクワク気にしながら、早速、八王子市に伺い、お話を伺い、議員の子どもとも話をしました。

これは、子どもたちが、「議員」としての視点で市のまちづくりに政策提案を行い、未来の「主役」になる子ども議員の育成もかねているとのことです。
市内在住・在学の小学5年生から中学3年生までの42名が公募・推薦で選出され、「はちおうじ子ども議員」が誕生したそうです。
各議員には認定書と議員バッチ授与もあったそうです。また、驚いたのが、「秘書」も14名選出されたようです。
さすがに、未来の「主役」育成にぬかりなく、行われていらっしゃるなと感じます。

様々な政策や市の問題について、市長、教育長に質問・提案はもとより、議員通しでの議論・勉強会を重ねてきた子ども議員や秘書はすごく頼もしくなっていました。
通常ある、しがらみや会派間でのすり合わせなどもなく、ざっくばらんに意見提案をしています。
「みんなの遊び場」「地球温暖化防止」「ゴミ、リサイクル」「観光、産業」「環境・緑化」「いじめ、相談」「交通」の7つのテーマでつくった委員会が、その報告を兼ねて発言を議会でしました。内容も濃いものとなっています。

この子ども議員の提言書は、市の政策推進協議会に提出、議論されるとのいうのですから、是非とも協議会にかけ、議会で政策が実行されるように、関係者も勧めてほしいと感じます。
自らの考えが実行されることの大切さまで、子ども議員への育成として捉えてほしいと、要望してきました。反故されたとき、その場だけ口裏あわせだけするといった、社会を育成してはいけません。

八王子市は、次世代育成支援の地域行動計画の改定に向けての取組みとしているようでしたので、継続的とは行かないみたいですが、私はこういった取り組みを継続的かつ広域的に各世代間で行えることが必要に思います。地方議会の議員定数削減にも結びつくかと思います。ぜひこの取組みの成果や評価が次のステップにつながっていくことを願わざるを得ません。

八王子市は、この計画実施までに3年弱の時間がかかっているそうです。
当初市長はあまり重要視していなかったようですが、職員の発想や熱意、若手議員の推進などもあり、綿密な計画、また要請のもと実現したとのことです。
この成り立ちは、全国自治体もすごく学ぶべきことであると強く感じました。

子ども議員自身も「議会」や「市」がよくわからなかったが、興味ももてるようになったといっていました。
この興味が大切ですよね。

行政と地域と学校と民間と子どもたちが連結しできたことだと思います。
私自身も沢山学ぶことができ、今後のさらなる研究に役立てることとなりました。
まずは、大人も頭をやわらかくすることが大切ですね。

                   若狭 清史