先日、久しぶりに運動をする機会がありました。真夏日の炎天下の中、10年前は喜んで軽快に飛び回っていたのですが・・・。身体が重く筋肉が言うことを聞かない状況でした。今からでも遅くないので、運動を開始していきたいと思いました。みなさんも、ぜひ身体を動かす機会をつくってみてください。

「評価」

先日、政策シンクタンクの研究員の方と話し合いをさせていただきましたが、その中で「世界からの日本の評価」についての意見を問われたことについて、綴りたいと思います。

私は、日本を客観視したときに、世界からの評価はとても高いと思っています。
その議論の中で経済問題、特に「円高」についての話題にもなりました。私は、「なぜ円が高くなっているのか」と問われた場合、いくつもの要因があると思います。今の日本では円高はあまりよくないという傾向で論調されますが、私は悪いことばかりではないと思っています。

円は世界の主要通貨の中では、消去法として考えるならば評価は高いと思いますし、デフレ時代の通貨ですので、実効為替レートでは、円高ではないという評価にもあたります。企業に至っても円高をチャンスと捉え、世界に投資していこうとするところも沢山あります。

そもそも、日本では、連日「経済が不安定すぎる」と必要以上にメディアを通じて煽り続けていますが、世界での冷静な評価は違います。私は、米国や欧州での研究機関の日本における評価の方が冷静で正確だろうとすら思うときがあります。

米国機関の日本の国力ランクをみても、人口は世界10位をキープしていますし防衛費も世界7位。経済規模に至っては3位です。ドル建てGDPは世界16位。しかも、どれもG7のなかでも全て上位に入っています。
さらに、個人の金融資産に至っては、米国についで2位です。1億円以上の資産保有者が世界2位です。国内での不景気、お金がないという報道とは嘘のような話です。もちろん総金融資産1500兆円ともいわれるうちの約6割が高齢者という事実も有りますが。

見方により、様々ないい方はできますが、日本は主権国家としては世界的に評価はとても高いと言えます。

要は世界の評価は「平和かつ安心で富裕」だということです。もちろん、その中で世代間によってその差は大きな開きを見せていますので、今後の若い世代には状況が代わってくるという読みはしていると思います。
しかし、現実に日本経済はどうかというと・・・以前ほどの勢いはないことはわかります。その裏にはデータ解析の違いがあると思います。

分析に関して言えば、日本と世界の手法の違いもまた、国内外の評価の差として出てきてしまっているのかもしれません。世界はドル建て。国内は円ベースなので、世界の評価は「高い」となってしまうとも言えます。

事実、 円ドルレートのアベレージをみれば、平成18年は116.35円ですが、徐々にあがり、平成23年は80円くらいとみておけば、見てもわかるように変動率が凄いとわかります。円建て名目GDPも470兆円前後ですので、停滞感があります。しかし、為替でドル換算すれば、平成21年は5.02兆円ドル。22年は5.45兆ドル。23年は5.98兆ドル。となっています。ドル換算でみればまだまだ日本は経済成長を高い数値でしていると言う事になります。

上記の見方はもちろん極端なので一つの例でありますが、ドルでみるのと、円で見るのでは、全くの評価の対象が違い、ドルで見る世界評価からすれば、日本は「元気」という評価になるということだと思います。

ですから、実際の日本国内での、経済停滞と震災での対策として、財務省主導の増税路線を走っているということは、世界では意外と信じられていないということです。もちろん、気づいて自国の対策に翻弄していると思いますが、日本の経済停滞を軽く見ているというのは現実としてあると言う事です。

後日、米国の友人にこの話をしたら、「日本は、すでに成熟国でレベルが高い。という認識なので、経済停滞しているという次元が、世界からみるとそうではなく、また、そうであっても真面目な日本人は着々と復活してくるだろう」とみていると言っていました。だから、世界ではあまり話題にならないのかもしれません。

私は、こういった日本の評価をきちんと受け止め、円への流れは合理的に進んでいると思いますので、専門家だけに限らず我々国民も、正確に認識し、円高をチャンスに正しい道へ活用していくことが、今後の経済還流に繋がってくると思っています。

あまり、マイナスな風潮ばかりに惑わされず、世界を知り活用しながら、経済をまわしていくことが、真の保守になっていき、国家の繁栄になると思うのです。
                             若狹 清史