もう7月になりました。今年も残り半年ですね。小学校で子どもたちと接する機会がよくありますが、あの子たちにどれだけ「想い」を伝えられるかで、社会構造が変わってくると感じます。大人の責務とは大きなものだと日々感じます。
「商店街」
先日、商店街活性化の会合に呼ばれて、議論をさせていただく機会がありました。これは、地方で疲弊した商店街ではよくでる話題なのかなと感じますが、近年は空き地や、空きビルなどは「駐車場にしてしまえば・・・」という意見です。
確かに空き地や空きビルが増えれば地価評価は下がりますが、固定資産税はあまり下がらないので、大規模な不動産を持っている方々は四苦八苦だと思います。
ただ、私は一概に駐車場にすることで、横並び安心して問題の解決と位置付けてしまうと今後の世界経済状況次第では、一蹴されてしまうと想定しています。
現在、円高が続いています。日本経済が評価されているという見方もありますが、その考えの度が強くなるほど、地方の商店街活性化時にでる方向性と似ていると感じます。
衰退傾向にある地方の商店街は、道路整備や幹線が整備されるにつれ郊外化が進んでいるのに、家賃やモノ、駐車料などが未だに高価なものであり、結果閑散としていっています。
地主さんや商店街では依然として、「街中商店街は不動産が高いのは当たり前」の論理で議論を進めますが、その結果、お客さんは無料で車を停めることができる郊外の量販店を選んでいることを「政策のせい」とだけで片付けてはいけません。
こういった感覚は、日本経済にも言えることです。現在の円高を、日本経済の高評価とだけで片付けてしまうことです。円高が進めば、人件費や製品はもとより、不動産価格も高くなります。そんな状況が進めば、固定資産税を払っていた企業は、自ずと土地の安い東南アジアへと進出していきます。
ドルと人民元、円など、通貨安の競争にどう日本も参画して、お互いをけん制し合ってお互いの通貨が割高にならないかということに感覚を向けていけるかだと思います。
今後、航空会社もそんなけん制しあえる各国間の経済状況にのっかりながら、格安で世界を移動できるような体制になるだろうと私は思います。
今は関西空港からソウルまで15000円弱でいけるそうです。今後、羽田や地方空港からも発着が可能になれば・・・と考えると国内旅行も見直しが図られます。その時に、商店街はどう考えていくのでしょうか?今と同じ議論ではすみません。
もしかしたら、議論をしている関係者の横で、奥さんやお子さんは郊外の量販店にいき、はたまた格安海外旅行をしているかもしれません。そうならない為にも、「パーキング街」だけで活性化の一役を担うという感覚は、見直していかなくてはいけません。
あらゆる分野がリンクをしていかなくてはいけません。NPO法人を活用するなり、ミニ商店街思考などアイディアを今後だしていける商店街が生き残っていく、そんな格差社会にもなっていくと感じた今回でした。
若狹 清史