先日、てんとう虫が私のスーツについていたので、逃がしたら、そのあとの会議でも同じてんとう虫(と思われる)がスーツについていました。その後、車で移動後、別な場所で打ち合わせをしているときにも、またてんとう虫がスーツに。なんだか気に入られてしまいました。その後、無事飛んでいきましたが、何ともユニークな一日でした。

「明記義務」

前回のブログ記載のあと、企業人の方から懇談会をしないかというお誘いを受けました。
ありがたいお誘いでしたので参加してきました。
その時の話題を綴りたいと思います。

大きくは雇用問題(不安や空洞化)であり、海外の低賃金労働者の受け入れのために、企業が海外進出ばかりしてしまうのが問題であり、国内同業中小企業はどんどん打撃をうけてしまう。雇用者も日本人なので高い。業績が上がらない中、高い賃金では経営が難しい。なので、海外進出しないような規制をつくってはどうか。ということでした。(途中から恨み辛みのようになってもいましたが・・・苦笑)

私の意見はこうです。
確かに日本の雇用問題は深刻な状況です。それは事実ですし正論です。とりわけ正規雇用者優遇であり、社会経験のない学生や、非正規雇用者は冷遇され直撃していると思います。
しかし、この問題は海外の低賃金労働者の増加によるものだけではないと思っています。
また、中には学生やパートの質が悪いという言い方をしている経営者の方もいらっしゃいましたが、それも的を外れていると感じます。

総論と各論を一緒にしてはいけません。

私は、海外に進出する企業が悪いのではなく、国を中心とした施策が的を得ていないからにつきると思います。
それは、前回も記述しました円高です。
景気低迷に加えて企業の海外進出は国内産業の空洞化を推し進めています。それは、海外の安い労働賃金に頼るという見方もありますが、それ以上に円高が原因であるからだと思いますので、規制する必要はないと思います。

諸外国を見ればそれは見えてきます。
韓国は経済施策でウォン安にしています。同時にFTA(自由貿易協定)を複数国と結んでいます。これを大きなメリットとして、日本企業を誘致しています。
同時に、従来は中国への進出を多分にしていた日本企業ですが、昨今の反日ブームと知的所有権の部分で国際ルールにあてはまらない曖昧さもあり、技術提供は流失に繋がる傾向も相まって、徐々に離れているにはしても、依然、多くの企業が中国進出をしています。
また、これからはベトナム、カンボジアなどはそれらに当てはまっていくと予測できます。

これらの諸外国からみれば、日本という経済大国と技術大国の外資が勝手にやってきて自国民を雇用してくれる。こんな楽なことはありません。日本の円高大歓迎なのです。こういった状況に対して従来対策を打ってこなかった国に問題があるのです。

有能な人ほど国内を離れるという現象が起こってはいけないのですが、まかり通っているのが問題なのです。

私はTPP参加賛成の身ですが、円高のまま加盟しても経済効果はほとんどないと予測できます。

前回のブログでも書きましたが、この状況を脱却するにはお金を刷ることであり、お金の量そのものが増えれば円高も解消されます。

いうなれば、雇用問題は「日銀」に主導を持たせるべきです。

需要不足に陥れば物価は下がり、失業率はあがります。当然のことです。
ですから、物価上昇率をプラスにすることが失業率をさげる近道です。

内閣府、官邸、厚生労働省任せであったり、闇雲に補正予算を組んだりするよりも、日銀に舵を取らせてみればいいのです。
日銀法の改正からはじまり、雇用に関する義務を日銀法に書き込ませるべきです。

米国ではFRB(連邦準備制度)が雇用問題を政策目標に掲げ、真剣に取り組みを行っています。また、FRBは採用していることですが、日銀はインフレ目標を明示する必要はないと思いますが、議論、採用していかなくてはならないと思います。

長期デフレに陥っているのは先進国では日本だけです。

私は日銀による「雇用に関する義務明記や、インフレ目標の採用の取り入れ、そしてお金を刷ること。」の根本を変える施策を講じない限り、昨今の雇用問題(空洞化、海外流失)の解決にはならないと思います。

同時に、企業家の方々に目先で動く施策に惑わされずに経営をされていただきたいですし、色々な政治家がどこまで学んでいるのかを見定めていただきたいと思います。

他にも色々な議論をさせていただきましたが、雇用問題(空洞化、海外流失)について、現状と意見を綴らさせていただきました。

こうやって議論を深めていくことで、今、どういった声を上げていったらいいのかを一緒に考える機会になるのが、本当に有意義でした。

                               若狹 清史

*前回のブログでも、いくらお金を刷ればいいんだというご質問もありましたが、私としましては、株価との問題もありますが、マネタリーべースでは、米ドルが約2兆ドルですので、円を現在の約140兆から60兆増やして200兆円まで、段階的に増やせれば、為替は一ドル100円程度までくると予測できますから、60兆円を目標に刷っていき、同時に今回のブログ内容の日銀への雇用対策をしていければ、という意見をもっています。

また、株価は基本的にGDPが上がれば上がりますから、国内景気をよくすればいいのです。それには円安です。円安にすれば輸出企業が潤います。輸出企業と輸入企業の経済効果を比べるのは当然ですが、円安が一番だと思います。

分析をしていくと、過去、円が120円の時は株価は1万8000円。70円の時は8000円ですから、100円にすれば、1万3000円くらいで落ち着くと予測できます。

私はこう考えます。