新年度が始まりましたね。地域の飲み屋の店主十数人に意見を聞きましたが、新入社員の来店率を聞いたら「圧倒的に女性の新入社員や、その女性上司が歓迎会を開く飲み会が多い」と言われていました。
男性新入社員は少ないという現状に、残念。皆さんは飲みいかれてますか?

「独自エリア」

先日、作家の小林弘潤先生との話の中で「昨今の慢性デフレの要因」等についてありました。今回は、そのことについて綴ってみたいと思います。

世間ではデフレ要因について大きく「日銀の金融緩和が足りない」「社会保障制度の不備による将来不安」「少子高齢化」が言われております。
現政権や野党でも、「将来不安が大きいから社会保障制度改革をやらないとデフレは解消しない。だから消費増税が必要」という論法をしています。

それに対して新潟の泉田知事が消費増税に反対して「一人っ子政策をとった中国は勢いがある。高齢化と人口減少が進むことが分かりきっているのに成長している。人口減少は経済縮小と決めつけるのは短絡的で、生活水準を上げることを考えるべきだ。生活水準を上げると必要なモノが増えるので、人口が減っても経済は成長できる」という言い方をしていたと、小林先生が言われていました。

私の見解は、後者に近いのですが、「システム(制度)の限界と日本人の情の欠如」だと思います。日銀の金融政策をしても、マクロ経済は動くと思いますが、どこまでミクロ経済は廻るのかは未知数であることは今の制度上、私はそう思います。また社会保障制度の不備による将来不安は、まさに日本人がお任せ主義に浸っている現状です。これは、潤う政策を作っても、さらに「もっと優遇を」と「自らのことばかりの情の欠如と」なるのは目に見えています。

また現在の増税議論は、何も本質的な問題を追求せず、解体もせず、大きな政府を作って、挙句の果てに、「これでは国はもたない。だから増税。協力してくれ」では私は納得いきません。増税しても結局マクロ経済は回りますが、地方は消費税も一旦国に挙げられ、国が再度、地方へ一部還元するやり方では地方のミクロ経済は回りません。官僚的デフレ対策の最たるものだと私は思っています。

その点、泉田知事の「少子化+高齢化=経済悪化」論の間違いは賛成です。中国と比較するのはいくつか問題がありますが、人口が減るから経済縮小だ。という論調はまさに古い発想であり、それが失敗を招いていると思います。

ですから、私は、日本のシステムの改革をしなければデフレの脱却はないと思います。
国は国。地方は地方。議会も、国会は国会。地方議会は地方議会。すべてを縦のラインでピラミッドに考える政治はもう限界です。独自性を出したエリアとの格差をだせれば、経済は回ります。国に頼る、頼らなければならない地方。地方に「お金」をちらつかせいうことを聞かせる国。の関係は大きな無駄を生みます。

まずは、この部分の改革をし、同時に日本人の「モラルや情」をあらゆる分野で取り込むことが大事なのです。社会保障の意味。公共事業の意味。などの差を生むこと。等。

そして、独自性のエリアとして道州制の導入へ地方は踏切り、国は国家、外交に力をいれる体制に切り替える時だと思います。広域自治体に予算と権限を移譲して政策決定の自由度とスピードを高められ、地方行政・地方経済の活性化が期待できます。諸所問題があることはわかりますが、道州に権限を奪われることを嫌う省庁の抵抗と、向き合い推進をしていくことが、必ず必要になってくると思います。これには、リーダーシップの強い、ぶれない政治家が必要ですが・・・。ゆくゆく立法権まで地方が持てるようになれば、諸外国と同様、地方と外国地方があらゆる展開が期待できます。グローカル社会に近づけます。(グローバルとローカルの融合)

上記の議論と同時にそれから消費税増税議論に踏み切ることで、雪だるま方式でどんどん消費が増え、自然に生活水準をあげようという流れになってくると思っています。そうなれば必要なモノがまた生まれてきますので、人口減少時代の日本でも成長はできると思います。

消費税を国税化していてはもう限界です。

国も地方も「自立」することが、デフレへの脱却であると思いますし、それができないのが慢性的なデフレな今だと思います。

そんなことを感じた今回でした。

追加
以前、「今の政治はダメ。経済を何とかしなくてはいけない。暮らしをよくしなければ」とベテラン議員やベテラン首長がいくらいっても、「???」なぜ、今までできなかったのですか?気付かなかったのですか?という現状と、そういう方々を選んでいる有権者も、デフレへと導いている要因もあるという、面も指摘されたことがありますが、私もそう思います。

新しい政治への転換として、大阪が今盛り上がっていますが、相も変わらずの既得権益、なれ合い政治のオンパレードに、長野もいっそのこと、同志を集めなければと思ってしまうこの頃です。

                           若狭 清史