更新が遅くなりすみません。先日、都内の人ごみの駅改札付近を歩いていたら、偶然大学時代の友人とばったり。
偶然とはすごいなと感じました。7~8年ぶりでしたが、すぐわかったのでお互いまだあまりかわってなく?鋭気をもらいました。
「大局観」
昨今、TPPの問題がメディアを賑わせています。内容などについてはまたの機会にふれたいと思いますが、諸外国から日本の外交手法はやはり評価が低いということが理解できる昨今でもあります。
TPPも日本独自の施策方針を作成し、条件提示すらできない状況では、参加しても米国の思う壺でしょうが、日本も既得権益に群がる既存組織が自らを守る為だけに反対していて、現場はあまり仕組みをよくわからないまま賛同している現状もあることも、理解しなければなりません。日本の良さを売り込む機会を見逃さない方がいいと思うのですが・・・。そして、日本の基準をTPP基準にしていくことをトライするべきだと思います。
今回は、日本がこういうことを続けている裏で、2012年は諸外国では大きな政治の変革になるかもしれないことを綴りたいと思います。
というのも、来年は主要国でのトップ交代が相次ぎます。台湾の総統選挙(1月)、ロシアの大統領選挙(3月)、中国の国家主席交代(3~4月)、EU所属フランスの大統領選挙(5月)、米国の大統領選挙(11月)、韓国の大統領選挙(12月)。その間に国際イベントのロンドンオリンピック開催などがあります。また、北朝鮮でも金日成生誕100周年、金正日生誕70周年を迎えます。
これだけみても、世界の主要国の動向が大きく代わるかもしれないということが分かります。日本は頻繁に総理が変わるので、恒例行事のように扱われ、世界はあまり重きを置いていないと言う話もよく聞かれますが。
そんな中でも、日本は各国の動向を見極め、外交に力を注がなければならないと思うのです。
まず台湾の総統選挙は、政権交代の可能性が大いにありうるだけに、野党の民進党が政権をとれば、中台関係の今後を注視しなければいけません。
その中国への対応も要注意です。 次期国家主席予定の習近平氏の過去の言動は時として、過激でかつ行動的でもあります。愛国心を増長し人心掌握を手法にし、諸外国を批判してきているので、その対応は未知数です。
そして、未知数といえば、北朝鮮です。米軍が韓国と米韓連合司令部解体を来年に迎え、北朝鮮の動きも加速する可能性もあります。朝鮮半島での有事総政権も韓国軍に委譲がきまっているだけに、両国の動きにも注視が必要です。
ロシアに関しても、メドべージェフが堅いと思いますが、プーチンの動向も気になります。北方領土問題に関しても強固な姿勢を崩さない政権ですが、経済改革中のロシアへの対応も早急に練るべきだと思います。
と、いくつかの主要国を見てきましたが、やはり、世界の主導権を握っている米国大統領選挙がとても日本にとっても重要すべきことだと思います。
米国の仲間に様子を聞けば、米国大統領選挙は外交安全保障より経済政策の方が影響をもつとみられているようです。失業率は9%を超えていますし、債務上限引き上げでは、イメージダウンをしているだけに立て直しは必須だとみています。しかし、選挙は相対評価です。かつ二大政党主要の米国では、オバマ対抗候補は予備選では政党へのアピール。本選では中道と無所属の国民の支持をどう取り組むかだと思います。
共和党候補がどこまで支持を伸ばせるかが焦点ですが、私は、米国の事情を考えれば、保守的な思想と政策は分が悪いとみています。大票田のカリフォルニアやニューヨークでは顕著な結果がでると想像できます。
ですから、やはりオバマ氏が有力だと思います。資金力でもオバマ氏が現職の強みを活かしていると言われています。そして、何と言っても、上記にも述べてきましたが、来年は世界的に大きな選挙の年です。その最後が米国です。
全ては米国大統領選挙より前にあります。選挙中に主要国では動きがあります。そうすれば、様々な問題が米国にのしかかってきます。そうなれば、国民は経験者を優先するのではないだろうかという読みが大半をしめています。
また、オバマ氏も米韓FTAを成功させ、自国で外交手腕の評価も上げてきています。問題を解決していくことで、より一層の評価もでてくるのではないでしょうか。
そんな中で、日本の立ち位置をどうするべきかを真剣に議論するべきだと私は思います。今国内で保守すぎることを言っていても、世界は待ってくれません。既得権益だけを守ることだけではなく、新しくチャレンジする機会を見失わない方がいいと思うのです。
大局観をもって施策を講じるべきです。
TPPにしても現場が立ち上がるべきです。既存組織におんぶにだっこではグローバルかつグローカルの時代に太刀打ちはできません。しかし、立ち上がることで日本の良さを世界基準にすることができるはずです。
外交が下手だと日本は諸外国では当たり前のように言われていますが、そろそろその評価を変える時です。我々国民も諸外国の動きに関心をもち、日本としてどうしていくべきかの議論をしていくべきだと思うのです。それが、身近な生活に関わるための一つのツールになると思うのです。
そんなことを、昨今の国内での動きと、世界の来年の動きとをみて、思った今回でした。
若狹 清史