もう今年最後の月に入りましたね。色々ありました。振り返るのはもう少し後でもいいと思いますが、一日一日大切に生きていきたいと思います。みなさん、風邪が流行ってきているそうですので、お気を付けください。
「保守性」
先日、お世話になっているトレーダーの方や、公認会計士、国際証券マンの方々との会談で今後の日本の是正点など感じたことを綴りたいと思います。
国際社会の中では、これから大きな規模が単体組織(ユニット)となり、その中でリーダーシップを取りながら、世界情勢を総合リードしていく時代になると私は思っています。保守の定義の変革の時代に入ると思います。そんな社会に乗り遅れずにどう邁進していけるかは、やはり「国民一人ひとりの志」だと思います。
その会談で日本人のマイナス点をアメリカ人のトレーダーが言っていた話で感じました。
アメリカでの話です。腕もよく感覚のいいトレーダーが一人で何千億と稼いで会社の為に利益を出すとします。そうすると、その稼いだ額の一割がそのトレーダーの報酬となり、残りの九割は会社の利益になります。その利益で他の社員やトレーダー達は基本給与やボーナスという形で支給されているとします。しかし、その稼ぎ頭のトレーダーがもし、会社を何らかの理由で退社した場合、他の従業員はすごくがっかりするそうです。なぜならば、自らに彼が稼ぎ利益を出した分のボーナスが入らなくなるのと、彼のような優秀な人材を失ったら企業としてどうなるのか、と考えるからだそうです。
ただ、これが日本の場合だと、ライバルが消え、次は自分がその番だとか、その役職は自分だと意気込むか、ライバルの稼いだ分のボーナスなんていらないと言うかが多いそうです。
これは表彰に関しても同じことが言えるそうです。社員に業績優秀者に表彰をするとアメリカではみんなで拍手をして、来年は俺になるかな、誰になるかな、みんなで頑張ろうとなるそうです。しかし、日本では、「なぜ彼が?」「選定基準は何?」「うちの会社は駄目だ」と何かしらアラをさがし、そっぽを向いてしまうことが多いということです。
こういった話を聞いていて、感慨深いものがありました。日本社会の保守性です。表面では笑顔で相手を称え、陰で愚痴を言わずに結果を出すことが美徳とわかっているのに、表面では笑顔であるが相手を称えることが下手で、陰で愚痴や悪口を言って結果を出せない。という状況にあるのが、日本に見えます。
これは、一人ひとりの志の問題だと思いますが、国家繁栄を目指す気持ちと、自らの幸せを推し進める気持ちとのバランスシートが如何に機能するかで、今後の社会情勢が変わってくると感じます。
今の政治への否定あり気の見方しかり、何かをやってみよう。そして、結果責任を取ろうという気持ちがもてるかもてないかだと思います。会ったこともない人を我々は、批評したりしているわけです。
保守性に磨きをかけるのか、切り替えるのかはわかりませんが、日本を考えるのなら、世界情勢を見極める能力が教育のレベルでも必要に感じます。そんなことを今後の将来像に必要と感じた今回でした。
若狹 清史