人は一人では生きれません。生意気を言って頑固に頑張ってもそれは無理です。そんなことを被災地をみて感じました。
「見極め」
今回の震災でメディアリテラシーの必要性を強く感じたことの一つにチェーンメールがあります。メールでもツイッターでも同じです。
私のところにも、知っている人からはもちろん、全く知らない人からも今回の震災の件で「このメールを転送してください。」といった内容のモノが沢山来ます。
私は、このチェーンメールのいい点悪い点もあると思いますが、結果として事実確認をしてもいないのに情報を流す行為自体、ノイズを増やしコミュニケーションの質を下げることになっていることに気付いた上で行うべきだと思います。
こういったチェーンメールは送っている人たちの連鎖でなりたっています。本当に国民にチェーンメールは、反社会的であるという判断があれば無くなるし、無視していけばいいだけの話ですが、なくなりません。
純粋に送り合っている人、また祭りのようにデマを盛り上げている人、共に日本人のメディアリテラシーに対する養力がないと認めてしまっている形です。
チェーンメールの善悪が区別できれば善意の場合にも適用でき活用の幅は広がると思います。例えば、「メディアでも取り上げている幼児の臓器施術の為の資金をみんなで出してあげよう。振込先は~~。WEBは~~。担当団体は~~。期日は~~まで。多くの人に転送してください」ということにも適用できます。
しかし今の日本では、この文章自体がその都度変えられ転送され、気づけば、手術が終わってからも募金を募っている形になると思います。
そうなれば、犯罪の温床にもなりかねません。
ですので、善悪の区別に乏しい現状であれば、チェーンメールは無視するべきであり広げるべきではありません。
本当に、今回の震災では、とにかく多かったです。「物資を~~病院で集めているから物資を届けよう」であったり、「電気は備蓄できるから日本中で備蓄しよう」とか、「~でコンビナートが爆発して有害雨がふるから非難しよう」とか、「~~に何人取り残されている」とか、「~避難所はおむつが足りないから、送ってあげよう」とか、全て裏をとれば、嘘であり間違いだらけだったのです。
これを送り合っている人たちは、間違っていることや嘘であることは知らなかったから被害者とでもいう人もいます。しかし、加担していることは明白です。
デマ流通が多いが、先ほども述べましたが上手く活用すればこの浸透性の速さは活用できます。それにもやはり、メディアリテラシー教育の導入の大切さを日々痛感しています。
またネットだけではなく、ツイッターを活用した今後の情報網をどう活用し行くかは自治体にも求められてくると思います。自治体が避難情報をWebで公開しても、アクセスが集中すれば落ちてしまいますが、ツイッターで流せばバイパスになり得ます。
どの国でも、情報の整合性やデマ流通はあると思いますが、全ての見極め能力をつけることで、コミュニケーションの質が落ちてしまうことも理解したうえで、活用するということを理解しなければなりません。
要はメディアリテラシーとしてメディアやネット、ツイッターの特性を多くの人が理解しているなら、悪質なデマに踊ることもないわけです。
これからの情報社会を生き抜くことが本当に大切であり、人は情報一つで混乱にも陥るし、勇気づけられもします。
そのことを理解したうえで、メディアリテラシー教育のない日本では、最後は一人ひとりの道徳心に今はかけるしかないのが実情です。
そんなことを考えながら、未だにくるチェーンメールをみて感じた今回でした。
若狹 清史