先日ふと英字新聞を読んだら、忘れている単語が多々あり、あせりました。やはり日ごろから接していないと人は忘れる生き物なんだなと改めて感じましたし、色々なことにそれはいえることだなと、思いました。触れていかなければと思います。
「所得配分」
先日海外で活躍される企業の方とお話しする機会がありました。
今、非常に大手を初め海外進出している日本企業の多くは、日本にその利益所得を戻し還元しないということを、言われていました。
政府としては、海外所得に関する国内への送金などの税金を減税、もしくは免除をするということで調整してきていますが、もともと、他の主要国と比べて、日本企業の海外への貢献に対する法律の整備がされてこなかったのが、今日の問題へと発展しているのだと思います。
ですので、日本企業が海外へ子会社を作り、そこで得た所得を日本に戻さず、海外子会社の所得が増えていきます。海外子会社への経常利益だけをみても8兆円近くにまでなっています。ですが、親会社への配当は9000億弱といった現状です。
これでは、いくら日本の先端技術を生むべく、研究開発したり、海外で競争を勝ち取ってきても、今後さらなる世界市場での地位拡大や貢献、技術力向上を考えるならば、到底改革していかなければ、進まない事柄です。いかに、海外所得を自国へも含め還流させていくかです。
経済協力開発機構(OECD)の加盟国では、親会社が海外から受け取った所得に対して、各国内で課税しない国外課税免除制度なるものが定着しています。
本当に日本の経済を還流させていくにはこういった取り組みをきちんと変えていけるかであると思います。今までも指摘があったのに、そして、日本が海外で成功収めているのにもかかわらず、国内の対応は時代遅れでは、国家にとってマイナスです。
こういった情報や、研究や視点を切り替えていかなければなりません。でないと、私はいくら政府が対策を練っても根本的な感覚をかえたと浸透させても、必ず壁に当たり、世界の後を追わなければならなくなり、国内企業や国内の人材の海外流出は収まらないと感じます。
こういった事柄の議論を政局にあわせ代えたり、控えたりするのではなく、政策としてきちんとざっくんばらんにしていかなくてはならない、時期であると感じた今回でした。
若狭 清史