8月も今日で終わり。早いですね。目的のための目標を見失わず自己評価をし、進んでいきたいと思います。
「代表」
最近の話題は民主党の代表戦ですね。今回の代表選は、私としては、活発な議論が進むのか、従来の与党がやり続けてきた権力政争で終わってしまうのかが気になるところです。
しかし、連日のメディアに出てくる論客の方や、報道は「ザッ批判」を繰り返していて、世論を間違った目線にあおっているようにすら見えます。日本の今後について、何を焦点として論議すべきなのかを明確に示すことをせずに、批判だけが先行していることが残念に思います。
各報道局の思惑もあるのでしょうが、政治とカネの問題を焦点にしているのか?それとも消費税増税が焦点にしたいのか?論調がまったく見えてきません。政治とカネは不起訴となり、これ以上の説明をどうすれば、納得するのかを聞きたいし、消費税論議はなぜしてはいけないのか?などを聞きたいと感じてしまいます。(私は消費税増税以前に、国民預貯金やタンス預金の活用、それに関する税整備など別な施策があるという考えですが、議論は大事だと思います。)
いつもの事ですが、世界から日本はどう見られているか?どうリードしていきたいのか?を我々国民は気にしなさすぎる感が否めません。
日本にとって、なにが本質的な問題であり、なにに焦点を当てて問題を解決しなければならないかのコンセンサスをつくることが最も重要だと、過去の権力闘争を繰り返し、借金国家になったことを踏まえ考えなければいけないのではないでしょうか。
焦点は、日本の経済や産業の活性化をどう図るのか、国のグランドデザインや実現する具体策にあるのではと思います。
産業や経済の活性化と高い生産性が保ててこその運営です。そして、財源があってはじめて、高い福祉水準も教育水準も、医療水準も保てます。まして、日本は資源も少なく、世界における日本の存在価値を自らの手で、今後も創造し続けなければならない国です。
その中で、国際競争に勝ち存在意義を示し続けなければならないわけですから、大変なんです。
だからこそ付加価値や競争力が生まれる社会は安定し、安心出来る社会基盤が生まれますし、それゆえに高い教育水準が維持され、人々に投資してこそ、知恵を生み出せる人材が育ってきます。
これらをどう循環させていくかが政治の役割だと思います。その覚悟と認識が過去、見失われ、ひたすらに戦後と同じ成果を生むかのように公共事業に税金を投入してきたツケがいま来ているといっても過言ではありません。もちろん、公共事業は雇用を生み、経済をまわしました。しかし、付加価値と競争力と国民力と考えれば、投資した価値と比べると成果は未知数です。
これからの本質は、高付加価値のある産業や人材の流動化をダイナミックに促すことができるか否かだと思います。高付加価値で、世界市場で競争力のある産業が育てば、おのずと国内の雇用も増えます。
また貿易立国の日本はFTA問題で低迷しているのが残念です。
企業の生産拠点が海外に移転するのは、関税の課税問題や円高や法人税など大きな課題です。ゆくゆく東アジア共同体という形で世界をリードするならなおさら、自由貿易協定の推進を進めていく必要性も感じます。
私はまだまだ日本には、創造する潜在力があるということを示しいくのが政治だと思いますから、我々国民も同じ気持ちになって、道筋を考えていかなければなりません。国際競争力がない国家は衰退します。
地方政治も同様の見方ができると思いますが、今回の代表選がそういう観点から見えるか否か、批判だけの風潮に惑わされずに、動向を自らの感覚に置き換えてみていきたいと感じた今回でした。
若狹 清史