先日、学生と対話をしていて、話題になったのが「友達」です。みんな今の生活の友達はいるそうですが、昔からの
「幼馴染」で本当の友達は「いない」と答えた人が多かったです。
小さい時から同じ環境で育ち、同じ遊びをしてきた幼馴染ができる環境は今は作りづらいのかもしれませんが、これって大事なことですよね。幼馴染・・・皆さんにはいますか?
私にはいます。大切にしたいですね。
「自立」
福祉、医療、など「健康」に関する、さらなる優遇要望が後を絶たない昨今です。その要望が技術を生み、産業を生むことも理解していますが、どこまで依存するのかを考えると、そろそろ一人ひとりが「自立」した生き方を模索していく時代なのかもしないと感じています。
医師の方との話し合いをしても、「東洋医学」の重要性をいわれます。自然治癒力の必要性です。こういった考え方は、医療だけではなく、福祉(介護)、農業、教育、産業など全ての分野にあてはまると思いますし、この部分をそろそろ引き出していかないと、衰退国家になってしまう恐れがあると思います。
いいものを求めてきた=楽できるものを求めてきたことだとおもいます。一見便利でいいものだと思いがちですが、生命にとっては実は居心地の悪い環境をつくってきたのかもしれません。
ボタン一つで何でもできる時代です。いくら健康志向でウォーキングをしても、社会生活全般では身体を動かす機会を奪ってもいます。いうなれば、人間の機械化が進んでいるのです。それによって心を蝕み、他の誰かの力を必要としないのでつながりが断たれます。そして、知恵や創意工夫を発揮する必要がないので感動や喜びが少なくなります。
そして、困ってくれば行政に優遇措置を求め、昔ながらの「輪」とは違う「ビジネスによる支援」を求めている現状です。
確かに、このような生活ができるようになったのは、科学技術の推進があったからであり、そのものを否定しているのではありません。ただ、ビジネス思考が中心になり、そのものへの過度の依存がときに生命の輝きを奪い、「人間らしさ」の存立を危うくする場合があるということです。
原発問題も一人ひとりが依存しすぎ、増発していたのもそれなのかもしれません。科学技術は、節度と倫理観の問題なのかもしれません。自然は誰にもコントロールできないわけですから。
ですから、これからのまちづくりは、「差」を各地域間でしていくべきだと思うのです。なんでもかんでも、「あっちでやってるから、こっちでも」の感覚はもう限界だと感じます。
あらゆる分野での量産ものづくりの画一性も、さらなる技術革新の期待から窮屈さを生み、苛立ちや息苦しさを助長し、創造性・独創性も奪ってきたんではないでしょうか。
各地域間での可能性の創出を見つめなおす時期だと思います。
都心と比べてはいけませんし、マネをしても成功はしづらいのです。ですからその分、人間本来の力を見つめなおし、自立して生きていかなければならないのが、地方の生き方だと思います。
そして、その生き方の産物を国が外交も含めうまくリーダーシップをとっていくことが大切なのです。
国も地方も、役人も政治家も我々国民も、過去の栄光にすがるのではなく、変化に対応した流れを形成していくべきです。
今の現状を経済、政治も大局的な視点で捉えなければ、答えはみえてこないと思います。
世界をみて危機感を持つべきだと思います。
国内市場は飽和状態であり、アジア諸外国はどんどん台頭してきます。それでもなお、国も地方も「マネ」をしています。
独自性のある「モデル」を創らなければ、進展はありません。
世界を相手にしてる企業は、戦略をどんどん転換してきています。この発想を取り入れるべきです
私も色々な地方を廻っていますが、ほとんどの自治体が「あの施策の発案県はうちだ。」「色々視察にいき勉強している。」「企業誘致に力をいれている。」と「努力」をアピールしますが、コピー型の限界、独自性の創出をしないと、従来の施策の傘下にいては限界です。
こういった手法の限界がある中で、未だに企業誘致を主要産業政策にあげていても、現実には地方は、利益率の低い組み立てなどの部門を請け負ってる部門が多いのですから、非正規雇用、低賃金は免れませんし、そこを無視して「成功」を謳っても経済は廻りません。また、「一部門」を誘致しても、地方にはお金が残らず、本社のある都内や政令市に吸い上げられていくと言う、「依存型搾取構図」は変わりません。
これは、先進国が発展途上国を見ている構図と同じだと思います。
しかし、こういった構図が今すぐ排除なのかと言えば、そうではありません。雇用を生んでいるのも事実なのですから。ですが、人口流失が進んでいる地方は「自立策」を講じないと衰退は避けられません。
ですから、今後の地方は「コミュニティビジネス(自地域資源活用)、また風土、文化、の高付加価値を地場産業や第一次産業との連携をまず行い、そのモノはそこで、拡大していくようにした、産業教育をしていくことが大切だと思います。
自らが必要なだけの外貨を稼ぎ、そのお金を回していくことが大切だと思います。
そんなことを昨今、地域や色々な方と話、政策のお手伝いをする中で感じます。
まさに「自立」の必要性を感じます。
若狹 清史