最近ゆっくり行くことが出来てないひとつに大好きな温泉があります。温泉の横を通るたびに、後ろ髪を引かれながら通り過ぎます。恋をしているみたいですね(笑)なにか一つストレス発散法を見つけるといいですよね。みなさんはありますか?

「分離」

先日、若者の集まりで社会の気になることを話そうと議論してきました。
フリー議題でしたが、最終的に政教分離についての議論になりました。思いがけない議題であったので、若者の関心事などを含め、より深く考えさせられました。

現在、日本は政教分離の原則を憲法の中で謳っています。
【日本国憲法第20条1項後段、3項】
  1項後段:信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗
教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使し
てはならない。
3項  :国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もし
てはならない。
【日本国憲法第89条】
  :公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便宜若
しくは維持のため、…略…これを支出し、又はその利用に供してはな
らない。

またこの問題は過去裁判でも様々な意見を呼んでいます。
これは、日本だけの事柄ではなく世界でも政教分離を謳っている国も相応にあります。

しかし、日本では、どうしてもこの部分の議論がメディアを含め着目していかないということがいえると思います。
今回、学生始め、若者の議論の中心となったのが、宗教団体の政治参加についてであります。「宗教団体の政治的権力の行使の禁止」がある中で、どのようなことが、日本では行われてきているのか。彼らも非常に興味をもっていました。

そもそも、戦後で政界に参戦した最初の宗教は天理教であります。現在は特定の候補者を推すことはしていないと思いますが、天理教を母体とする市議会は実際にまだ存在しているといいます。
また、立正佼成会も現在は民主党支持にしています。
記憶に新しいのは、オウム真理教の真理党もありました。
そして、一番大きな政治参加している宗教団体として、創価学会を母体として結成された公明党であります。公明党は現在連立与党として政府内にいる政党です。これは上記の宗教団体とは比べ物にならないほど、深く政治の世界に影響をもっているということで、議論の対象になっています。
また、議員個人としてもクリスチャンや僧侶で総理大臣に就任した方や、神主であった衆議院議長もいました。

政党助成金という税金が賄われている以上、憲法に定められたことと解釈がどう違うのか、議員バッジをつけてから、入信しているのか、入信していたから支持政党から公認をもらい議員になっているのかで意味合いも変わります。

この事が良いか悪いかを議論しても信教の自由が入る中で、平行線をたどります。
しかし、現実今、行われている内情をきちんと精査し、国民に理解してもらうことは大切に思うのです。Civilian controlならぬReligion controlはやはり、政教分離に反することだと思うからです。メディアリテラシーの感覚を冷静に分析できることが求められます。

アメリカでは、現在、政教分離が原則として行われています。しかし、現実として、キリスト教と政治との分離といったほうがいいと思います。議論後に米国時代の友人に聞いてみたところ、教会と国家権力の癒着の否定という意味合いが大きいそうです。クリスチャンが多い米国では、大きな組織化している教会を無視することはできないため、一定限度を超える政府機関と宗教との結びつきを禁止するものであり、日本のような解釈ではないとしています。しかし、キリスト教右派の政治的介入力の増加で、様々な問題が解決また提起されていることも事実であります。

今回の議論の中で、最後はどうしても政治に結びつくのは宗教だけではないですが、個人の自由で信教していたことが、徐々に野望にかわり、国家に影響力をもとうと政治参加をしていこうとしている団体が多いことが残念であると、若者たちの意見が出されていました。私も、それは同感であります。昨今問題になっている、企業との癒着だけを否定するのであれば、ここのところの問題も大いに議論し、結論付けていかなれば、本来公平性は保たれないと私は感じます。

様々な視点から国家運営を考えていくと、その膨大な国略が見え隠れしています。
なかなかタブー視されているこの問題をきちんと向き合って議論を今後もしていきたいと思います。また、若者たちがそのことに興味や、考えを持っていることに、私自身もすごく勇気付けられました。

                      若狭 清史