食に対する打ち合わせに出させていただきました。地域間で特産物を売りたい産業に対する思いと、健康にどう影響を与えるか科学的な思いとが、なかなか交差することがないことに、食の難しさを感じました。何気ない食べ物に日々感謝をしながら、どういう意見を上げるのか勉強しなければと思います。

「リサイクル」

先日、若者とゴミ拾いをしていましたら、彼らから、「リサイクルされて環境にいいというけれど、すべてリサイクルになるのか?」と言われ、悩んでしまいました。

私も、ゴミが大量に落ちているモラルの無さや、ずさんな道徳感覚がこのような形を生むのは憤りを感じていますが、その後の環境にいいという定義をきっちり理解していこうと思いまして、専門家の方に聞いてみました。
実際に、ゴミでもそうですが、日頃手に取ることが非常に多くなったペットボトル。これは、コンビニにしてもスーパーにしても、分別はかなり市民に定着していると思います。しかし、その後のリサイクルはあまり理解されていないのが現状に思います。

実際に、ペットボトルやプラスチック類のリサイクル方法には、3つあるそうです。①ケミカルリサイクル②マテリアルリサイクル③サーマルリサイクルの3つです。環境に対する負荷によって、方法も変わってくるそうです。

ペットボトルやたまごの入っているパックなどは、素材そのものを使うマテリアルリサイクルが的を得ているそうです。ケミカルリサイクルは、熱分解や化学分解をして石油の段階まで戻すことをいいます。これには、膨大な設備とエネルギーが必要になるので、日常的な手法ではないそうです。石油や石炭の代替熱源として燃やすというのものサーマルリサイクルというそうです。

欧米では、リサイクルのことを上記の燃やしてしまえば、終わりという定義では使いません。サーマルリカバリーという表現を使います。無理なリサイクルをせず、エネルギーとしての使い道をきちんと精査し、分別しているということですね。

日本の現実は、精査分別を細かくはできておらず、分別回収したものが一緒に燃やされているケースも多いそうです。

かといって、なんでもかんでも、リサイクルすればいいかというと、そうではありません。マテリアルやケミカルは、ペットボトルをきれいにし、薬品を使う工程をふんでからしかできないので、環境に対する負荷も存在します。
環境面でもバランスが大切ということですね。

本来、地球がもっている復元力を超える大量消費が現在の環境問題を呼んでいます。環境破壊をとめる一方で、助長している国民も多いと思います。環境バランスを戻すためにも、新たな資源を発掘しないで済むリサイクルは、環境破壊へと導いた我々人類の責任であるので、活動を推奨していく必要があります。

受益と負担のバランス感覚を大事にしながら、我々にできる分別をきちんとしていかなければならないと思います。

                       若狭 清史