もう12月ですね。一年は相変わらずあっという間に過ぎていきます。
一秒一秒を大事にと思いながらも、あっという間に過ぎていく時間の確保は課題ですね。みなさんも体調にきをつけて今年一カ月を有意義にお過ごしください。

「民主主義」

先日、地域福祉に関する会議を関係者ならびに専門家や役所の方々としました。
地域福祉とは非常に幅が広い分野であります。ゆりかごから墓場までがテーマであると私は認識しています。

しかし、「福祉」といいますと=高齢者というイメージがどうしても抜けません。そして、社会全体がそういった流れになっています。

そこでの、話し合いだけではありませんが、どうしても話し合いの中で課題として、現行の制度の否定の仕合になります。私は、否定の仕合ではなくて、地域福祉とはどういったものなのかを広く周知し、全世代で取り組めるような仕組みにまずは取り組んでいくべきことなのかなと感じています。

話は変わりますが、教育関係者との会合での話し合いでも同じことがいわれていました。
「現在の教育制度がいけない」「教員の立場を冒とくしている」など、行政批判が多く聞かれます。

学術的にも、民主主義は基本的に「悪い政府(行政、慣例)を罰する」というイデオロギーなのだという指摘があるとよく聞かれます。しかし、私は、そこででてくる「悪い政府」とは何かということを考える力を養成していかなくてはと思います。

現在、それは市民の一人ひとりがそのときどきに「悪い」と感じる政府が該当するのでありますが、その感じ方は全く気まぐれなもので、「悪い政府(行政・慣例)」を変えたからといって、良い政府(行政・慣例)が誕生するとは限らないということを理解することだと思います。

どうしても日本の場合、政治は政府・行政 対 市民感覚的史観・ジャーナリズムという形で、政府・行政がやることは常に攻撃されます。我々はそこを見定めないと、ジャーナリズムの言う通りに政府を罰し、新しくできた政府・行政をまた罰するという繰り返しになるだけです。

私は、会議の一つをとっても、一時の民衆の感情、それも多くの場合はマスコミによって作られた感情の「波」が政治や文化の根幹を変えてしまうという恐ろしさがあるということを知る機会を周知していくことが大切だと改めて思います。

国家・行政の壊滅に至らないように害毒を認識しながら、社会をコントロールできる力がまず養成しなくてはならないと感じている今回でした。

                         若狭 清史